“希望者だけでお試し”の罠
失敗事例
本ページでは、「先生の声」番外編として、恥ずかしながらサービス開始当初に頻発した導入失敗事例をご紹介します。導入を検討されている教育機関の方は、他山の石としてご参考ください。
- 導入前の課題
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- 「希望生徒だけ」でのトライアル導入を推奨したい
- 導入の効果
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- 希望者が少ない、希望しても結局やらない生徒が多い
導入ハードルを下げたら
教育用ICTツールが氾濫する昨今ですが、「デバイスへの配慮」「教員間の調整」や「保護者からの同意」が必要など、学年単位やクラス単位での全面的な導入は簡単ではありません。
それならばと、サービス開始当初のリピートークでは「希望生徒だけ」でのトライアル導入を推奨し、なるべく導入ハードルを下げる提案を行ってまいりました。
しかしそういったケースで、ほぼ100%の学校で音読提出が定着しないことが判明し、現在では部分導入は基本的にご遠慮いただいております(結果的にお客様の時間を無駄にしてしまう可能性が高いため)。
定着しない理由
リピートークは、「自分の声を録音し先生に提出する」というアプリです。
しかし、「声を録音」という最初の心理的ハードルが高いため希望生徒に限ると
1.そもそも希望者が少ない、希望しても結局やらない生徒が多い
2.生徒の提出が期待より少なく、教員のフィードバック頻度が低下
3.教員がみてくれないため、継続している生徒のモチベーションも低下
4.そして誰もいなくなった…
上記のような負のスパイラルが、学校を問わず再現しています。
「なんとなくやってみたけど、なんとなくダメだった」という状況です。
回避方法
たとえ提出課題数を少なくしても、成績評価に組み込むなど「全員必須」の前提にすると継続します。
また、最初だけでも
・なるべく早くフィードバックする
・絵文字を使ったコメントでモチベーションを高める
など、教員の関与度を上げていただくと立ち上がりがスムーズになります。
慣れない導入初期は大変かと存じますが、よいスタートができると、数ヶ月後にはマイクロマネジメントをしなくても自発的に学習が進んでいくようになりますのでご安心ください。
リピートーク事務局では、過去事例から得られた知見で、新規導入を全力サポートいたします。